メガヒヨの生息日記

メガヒヨ(観劇、旅行、鳥好き)のささいな日常

おフランス周遊旅行記2015 その9《トゥール・ホテル/レストラン編》

2016年04月13日 | メガヒヨのホリデイ


シュノンソーからトゥールに戻ったメガヒヨ。


今夜から二泊するお宿は駅の真ん前。その名もLe Grand Hotel Tours。


アンティークもののエレベーターで4Fのお部屋へ。
ダブルルームはベッドで部屋の中はいっぱい。
スーツケースを開けるのに、ナイトテーブルを移動させたりした。


バスルームは意外と余裕あり。
浴槽にものんびり浸かれた。


ミネラルウォーターがサービスでついているのがありがたい。
横にあるのは謎の調理器具。お惣菜でも温めるものかな?


レストランは好評なところを事前に調べておいた。
Grammont通りにあるシーフードレストランのLa Chope。


白いテーブルクロスなので、お店の格は高い。
しかし前菜、メイン、デザートの3コースが19ユーロからとリーズナブル!


このロケットと生ハムのサラダの盛り付けの美しさときたら。


お魚のソテーもソースとの調和が素晴らしかった。


デザートはメニューから好きなものを選べる方式。
アイスクリームも美味しかった。
これでお会計はハーフボトルのワイン込で27ユーロちょっと。
チップは気持ち程度に。30ユーロお支払い。


あくる朝。
本日は一日城見物。


ホテルの朝食レストラン。7時前なのでまだまだ空いている。


フランスのホテルにしては珍しく、焼きトマトが置いてあるのが嬉しい。
しっかり栄養を取って、本日の城めぐりに備えなきゃ。
てなわけでいよいよブロワに行くよ!!


おフランス周遊旅行記2015 その8《シュノンソー城編》

2016年04月11日 | メガヒヨのホリデイ


トゥールから在来線で30分、無人駅のシュノンソーに到着。
「6人の女主人の城」と称されるシュノンソー城の最寄り駅である。


駐車場にあった看板。テンションが上がってくる。


駅からお城へはこんな優雅な雰囲気の並木道を歩いていくよ。
5分くらいかな。


売店兼チケット売り場。チケットを買うのに10分ほど並んだ。


外には自動券売機はあったけど、いまいち買い方が分からず。


手売りにて無事チケットをゲットした後はいよいよお城へ!!


入り口では二頭のスフィンクスがお出迎え♪


お城に入る前に6人の女主人の一人に名を連ねるディアーヌ・ド・ポワティエの庭を散策。


ディアーヌ・ド・ポワティエは国王アンリ二世の愛妾。
1547年、当時48歳の彼女は二十歳下の国王からこの城を譲り受けた。
ただ美しいだけではなく才覚あふれたこの女性は、城の造園工事を実現し、シェール川に橋まで建てちゃった。
この城の原型を作ったというわけ。


お城を挟んで位置するのは、アンリ二世の妃カトリーヌ・ド・メディシスの庭。


アンリ二世亡き後、ディアーヌ・ド・ポワティエを城から追い出した彼女。
ライバル心からか、更に庭の造成と城の増築を進めた。ディアーヌが作った橋を二階に建て増している。


16世紀にシュノンソー城が建つ前、ここにはマルク家の城塞と水車というのがあった。
この塔はその名残。
外見はシュノンソー城とお揃いにリフォームされてしまっている。


まずはディアーヌ・ド・ポワティエの部屋から。
落ち着いた色彩のインテリア。


こちらはカトリーヌ・ド・メディシスの部屋。
カトリーヌとアンリのイニシャルが合わさったマークが見られるなど、女心を感じさせる。


こちらは六人の女城主の一人、ルイーズ・ド・ロレーヌの部屋。
夫のアンリ二世が暗殺された後、彼女はこの城に引きこもって暮らしていた。
喪に服す息遣いが伝わってくる。


当時のままに残っている天井に合わせて復元されたこの部屋。
重厚な調度品が整えられている。カーテンのタッセルひとつ取っても気を抜かない作り。


お城につきもののチャペルももちろん有り。
美しいステンドグラスは1954年のもの。
オリジナルは残念ながら第二次世界大戦の際に破壊されてしまっている。


ところ変わって。
こちらは階段を下りた場所に位置する厨房。
このお城は第一次世界大戦の際に病院として使われたこと折、ルネッサンス様式から近代的な設備へと改装された。


銅の綺麗なお鍋がまぶしい…。


これはギャラリーと呼ばれる、シュノンソー城の橋の内側。
ディアーヌが造った橋の上に二階建ての建屋を増築したカトリーヌ。
アンリ二世をめぐるライバル同士だった二人が、結果論とはいえこの美しい建築物を共同制作したのは興味深い。

 
ギャラリーの二階部分は文字通り展示室となっており、数々の芸術品や城の歴史の展示物がある。
この城そのものの美しさを称える芸術作品も数々見られる。


こちらは6人の女主人に関する説明。
ちなみに、この6人は資料によってメンバーが違う。

お城の説明では、ディアーヌ・ド・ポワティエ、カトリーヌ・ド・メディシス、ルイーズ・ド・ロレーヌ。
18世紀の知識人サロンのマダムであるルイーズ・デュパン、19世紀の資産家マルグリット・ペルーズ、
そして現在に至る所有者であるムニエ一族の令嬢シモーヌ・ムニエである。
別資料ではシモーヌ・ムニエではなくではなく、14世紀の財務官の妻カトリーヌ・ブリソネが数えられている。

個人的には、第一次世界大戦中にお城を病院として開放して自ら看護婦長を務めたシモーヌさんを推したいな。


お城のあちこちには生花のカサブランカが活けられており、いい香りが漂っていた。
というかむせ返るくらい(笑)

何でかというとこのシュノンソー城、とっても暑かった。
おそらく冷房設備が備わって無いと思われる。
昔の貴婦人がみんな扇子を持っていたというのがよく理解できる。
メガヒヨも用意してくれば良かったよ。

 
一通り見学したあとはバルコニーに出て庭とシェール川を見下ろす。
左にはカトリーヌ・ド・メディシスの庭園、右にはディアーヌ・ド・ポワティエの庭園。
ボートを漕いでいる人がいるなぁ。うらやましい。


お城から出て空を見上げると気球で古城見物なんて人もいた。
こちらもいいなぁ!
再訪の際は船か気球か、どちらか実現してみたい。


そんな感じでシュノンソー城の美しさを堪能した。

ところで賢明な皆さまはお気づきかもしれないけど、やたら人が少ないなーと思われなかっただろうか。
メガヒヨがお城に着いたのは夕方5時半過ぎ。
7時にはほとんど見学客は帰ってしまっていた。おかげ様で写真は撮り放題!!
夏季は8時まで開いているので、ゆったり見ることが出来た。
ロワール地方の象徴的存在なだけあって、昼間はかなり混雑するこのお城。
個人で訪れる方は夕方からの見学がおすすめである。(夏ね。冬は5時で閉まっちゃうから気を付けてね!!)


おフランス周遊旅行記2015 その7《ルルドからトゥール編》

2016年04月10日 | メガヒヨのホリデイ


ホテルで呼んでもらったタクシーに乗り、ルルド駅へ。


ここで10:37発のパリ行の電車に乗る。


TGVのチケットは事前にSNCFのサイトで購入しておいた。
レイル・ヨーロッパだと日本語で買えるけど、SBCFの方が割安。
送料無料で日本まで届けてくれるし。
写真のは刻印機。(Composeur)
フランスの鉄道は改札の代わりにこの機械が設置されている。
うっかりチケットに刻印し忘れてしまうと罰金を取られるので気を付けよう!!


ホームでチューしてる列車を眺めつつ、自分の乗る列車を待つ。


来ました、来ました。TGV!
乗るのは卒業旅行のツアー以来だから、XX年ぶり(笑)


本日は長旅なので、奮発して一等車を予約。
まずは乗り換え地点までの二時間半。読書などで時間をつぶしつつ過ごす。
車内販売で買ったサンドイッチは6.2ユーロ。日本との物価の差をひしひしと感じる。
味はそれほど期待しない方がよろしい。


乗り換え地点のボルドー駅。時刻は13時15分。
日本と違い、毎日同じホームから電車が発車する訳ではないので、電光ボードで確認をしなくてはいけない。
乗ってきた電車の到着が少々遅れたのですごく焦る。


電車が来たはいいけれど、車両の表示が分かりにくい。
どれが自分の乗る13号車なの?
ホームには一応どの車両がどのあたりに止まるという表示はあるのだけど、表における進行方向がどちらだか分からない。
電車の中を覗き込んだら内扉に車両ナンバーが表示してあったので何とかなったけどね。


時刻表での乗り換え時間は19分有ったのだけど、遅れもあったしかなり危ない橋だった。
何とか席に落ち着いた瞬間に発車。間に合って良かった。

ガロンヌ川を渡った際にサン・ミッシェル教会やサンタンドレ大聖堂が見える。
時間に余裕があったら、ボルドーでも一泊してワインを楽しみたかったな。

ちなみにこのボルドーからサンピエール区間も3時間弱ある。今回も乗り心地を優先し、一等列車に乗車したメガヒヨ。
とはいえ4人のボックス席だったので大変狭かった。あちらの方は足が長いから遠慮なく伸ばしてくるし。
つくづく日本の進行方向むかいの新幹線が懐かしく思えたのであった


二回目の乗り換え地点であるサンピエール。
ここからはTGVではなく在来線で。


普通電車とはいえ、なかなかの乗り心地!
こちらはフランスに軍配。


10:37にルルドを出発し、16:20に無事トゥールに到着!!


歴史を感じさせる美しいトゥールの駅舎。
予定通りの時間に着くことが出来たので、ホテルに荷物を預けてさっそく城見物に行くことにしよう!! 


おフランス周遊旅行記2015 その6《ルルド完結編》

2016年04月04日 | メガヒヨのホリデイ

ろうそく行列から明けた朝。
この日は10:00にはホテルを出て次の街トゥールに向かわなくてはならない。


ホテルで朝食。団体さんが内側で食事をしている一方、個人客のメガヒヨは窓辺の素敵な席に案内していただく。
昨日に引き続きありがたや。パリでのGacktさんより良い待遇(笑)


昨夜のろうそく行列後は賑やかだったポー川ほとりも、朝は静か。


出発前にもう一度だけ聖域に立ち寄る。


今朝も大きなミサがある模様。
数多くの団体が集合している。


ミサの予定はホテルなどに置いてあるルルド新聞で確認できるよ。
さすが宗教の街。こういう情報誌まで行き届いている。


昨日は気づかなかった、もう一か所の水汲み場を発見。


どうやらお持ち帰り専用蛇口みたい。


昨日のみたいにお皿もついていないし、これは汲みやすい!!


そんなわけで4本お持ち帰り。500mlペットボトルってことで総重量2kg。
まだまだ旅の始まりなのに体力が試される(笑)


本日のマサビエルの洞窟はどんな感じかな? 混んでいなければぜひ近くで見たいなぁと思ったのだけど。


お坊様の説法中。ここは礼拝堂としての役割もある模様。


洞窟より先に進むと、祈りを捧げる献灯台が。


1メートルを超えるような大きいろうそくも灯されている。


ホテルの売店で売られていたのは、ここに献上されるためだったんだね。


さらに奥に進むと、Piscines沐浴場があった。
病気やケガの方はこちらで泉の水に身を浸すことが出来るのだ。
写真には写ってないけど、多くの方々が順番を待っていた。

 
洞窟付近から大聖堂後方を望む。
19世紀に起きた奇跡をきっかけに、洞窟のある岩山の上に大聖堂が建てられた。
自然と人工物の融合があちこちに見かけられる。
石でできた壁のすきまから、もともと自生していた植物が這い出て花を咲かせている。


巨大な建築物といえば、地下にある聖ピオ10世バジリカ大聖堂も忘れてはならない。
こちらは聖域の前庭にあたる場所に位置している。


スロープを下っていくと、巨大なコンクリの柱が何本も見える。


中は巨大なアリーナ。


20世紀半ばに出来た聖堂というだけあって、キリスト像も近代美術のデザイン。


柱には古今東西の聖人の肖像画が。


わわ。イケメン発見!!(笑)


こちらは写真。近い時代の方みたい。
そういえばマザーテレサも最近聖人認定されたっけ。
いわゆる非科学的な現象、つまり奇跡を起こすのが列聖の条件と聞くけれど、
立派な行いの実績だけじゃダメなの?と思ってしまう。
でもそうしたら、世の中聖人であふれかえってしまうか。 


時間に余裕があったので、聖ベルナデット博物館にも立ち寄ることが出来た。
入場は無料。


ベルナデットの生涯に沿った展示。
1844年ルルドの粉ひき屋の娘として生を受けた彼女。


1858年 貧しさの底にいたベルナデットは14歳。
洞窟の近くで薪を集めていた彼女は聖母に出会う。
聖母は数回に出現の後、泉の場所を示したという。

そのころのルルドの風景。
城塞はあれど、今の賑やかさはなく静かな村といったところ。


それほど昔ではない頃の方なので、身に着けていたものが今でも残っている。


靴などを見てもとても小柄な方だったことがうかがえる。
腐敗せずに美しさを保っている彼女のご遺体だけれど、ルルドではなく
ヌヴェールのサン・ジルダール修道院の大聖堂に安置されている。


手のひらサイズのロケット。魔女っ子アニメの変身グッズみたいで可愛い。
ベルナデットは贈り物などは受け取り拒否したという話なので、どういった経緯の品物かは不明。


大聖堂建設中の写真が展示されていた。
ヨーロッパを訪れると中世に建てられた歴史ある聖堂ばかり目にするので、新鮮な気持ちで眺める。


バジリカ大聖堂の建設写真も並んでいた。
大掛かりな土木工事を経て、建築工事にかかっている。

19世紀に貧しい少女が目撃した「奇跡」。
スペインのファティマの奇跡もそうだけれど、このピレネー地方ではよくマリア様が出現するなぁ。
まぁ科学的に説明はつかなくとも、彼女は間違いなく何かを見たのだろうね。
そして結果として、多くの人の心を刺激し経済を動かして、町は大きく発展した。

メガヒヨは決して信仰深い人間ではなく善男善女の列に加わる気も無いけれど、こういうのも良いのではと思う。
聖ベルナデットは100年以上たってもなお地域の人々の暮らしを支えて、遠方の信者さんの希望をつないでいるんだからね。


おフランス周遊旅行記2015 その5《ルルドろうそく行列編》

2016年03月30日 | メガヒヨのホリデイ


時刻は20:30をまわった頃。善男善女が聖域に集う。
ろうそく行列(仏Processions Mariale 英Torchlight Marian procession)は4月初旬から10月下旬にかけて行われる。
毎晩21:00をスタートとしてろうそくを持った信者さんたちが聖地を祈りながら行列で進むのだ。


ろうそくは周囲のお土産屋さんや、聖地内で購入できる。


20:30をすぎて到着したメガヒヨ。出だしが遅れたが、運よく大聖堂バルコニーの好位置をゲット!!


日の長いヨーロッパの夏とはいえ、21:00近くなると薄暗くなってくる。


バルコニーからの眺め。
だんだん人が集まってきた。


パレードのように信者団体ごとに固まって歩いている模様。
でももちろん誰でも参加できる。


列にますます人が加わり…


ろうそくの光は川の流れのように勢いを増していく。
讃美歌の声も絶えることなく続く。


広場に人々があふれたとき、祈りは最高点に達する。


写真が小さいと分かりづらいと思うので、大きく見られるサムネイルを貼っとくね、
ポチっとすれば細かいところも分かるよ。(PCのみ)

ご覧になるとお分かりだけど、このミサには多くの車いすの方々が参加されている。
みんな祈りに希望をつなげているんだね。
メガヒヨもこの方たちがどうか良くなりますようにと心の中で願った。 


バルコニーは多くの方々で混雑していたので、充分写真を撮らせていただいたメガヒヨは下に降りた。
ミサは位が高いと思われるお坊さまの説教の最中。


最後は讃美歌で盛り上がる。
メガヒヨはクリスチャンではないけれど、祈りと信仰の力に圧倒された。
だってこれは特別イベントじゃないんだよ。ここでは毎日行われていること。

ルルドはパリからも遠く離れた、大都市でもない小さな町。
そこにこれだけの人々が集まって、毎晩こんなに大きなミサが開催されるだなんて。 
実際に見てみて、宗教パワーの影響はこんなにも巨大なものだとしみじみ感じ入ったのであった。


おフランス周遊旅行記2015 その4《ルルド城塞編》

2016年03月29日 | メガヒヨのホリデイ

 
念願のルルドの聖水をいただいたメガヒヨ。
聖地にはまた夜に詣でるので、ホテル近くに戻り腹ごしらえすることにした。
ホテルの隣にあるrivierasolというレストランに入ってみる。


一人だというのに、城砦が見える川沿いの素敵な席に案内していただく。ありがたや。

 
ランチ定食(トマトスープとステーキ)、ロゼワインのデカンタ(250ml)をオーダー。
スープが食べごたえありで美味しかったなぁ! しめて20.4ユーロなり。


おなかいっぱい。腹ごなしにてくてくと歩いてルルド第二の見どころである城砦に行く。


上に上がるにはエレベーターか階段、どちらでも好きな方を選べる。
景色を楽しみたいメガヒヨは階段で行くよ。


ほとんど誰ともすれ違わずに中世の城を歩く。
貸し切り状態!!


これが城砦跡にできたピレネー博物館の入り口。
入場券は、下のエレベーター乗り場でもここでも買えるよ。


入り口を抜けると、何棟かの中世の建物が移築された村の様な光景。
こちらでピレネー地方の自然や文化が紹介されているのだ。


展示を見学する前に、まずは展望台に上ってみる。
対に見える塔にはトリコロールがはためく。


ルルドの街並み。


聖地も見渡せる。


ひとしきり景色を楽しんだ後はピレネー地方の自然と文化について学ぶ。
熊、オオカミ、鷲、鷹、山羊、イタチなど野生生物盛りだくさん。


ピレネー地方の文化を伝える展示。
子守をするおばあさん。
というか奥のストーブで焼いているものが気になってたまらない。
バームクーヘン? それともケバブ?
(なーんて、たぶん中世のパンってところでしょうな。)


実際の庶民生活はどんなものだったかは分からないけど、調度品といい豊かな文化を感じさせる。


酒飲みにとっては、こういうジョッキって見ててわくわくするなぁ♪

 
農耕器具や機織り機など、生活を営む道具も数多く展示。


一番興味を引いたのは服飾の展示。
上の衣装は何の目的のものかわからないけど、沖縄のじゅり馬を思い出すなぁ。


世界むかし話に出てくるような面々。


このスカート可愛いなぁ!


テキスタイル文化が発展しているようで、生地の色、柄がとても魅力的。


このレースの帽子も可愛い。童話の挿絵によく出てくるよね。


この地方は焼き物も発展していたようで、見事なディナーセットも展示されていた。


童話をモチーフとした柄みたい。欲しくなっちゃった。


移築されたものなのか、城砦内にもともと建てられてものなのか、チャペルもあった。


天使の像に素敵なステンドグラス。


こちらのチャペルでもご本尊は聖母マリア。
カトリック圏まわるたびに思うけど、主役である息子さんはどうした!?(笑)


展示をひと通りまわったので、庭園を散策する。


こちらには精巧なミニチュアハウスが屋外展示されている。


街並みまで再現してしまった作品。
背景がなければミニチュアと気づかないかも!


宮崎アニメに出てきそうな石造りの家。


あ、これも宮崎アニメっぽい。


植木とのコラボレーション。
一メートルちょいほどの木が大木の様に見える。


これは中世のころのルルドの町を再現したものかな?
城砦を中心に家々が建ち並ぶ。


ミニチュアの世界を堪能した後は、花々が咲き乱れる庭園をお散歩。


8月のフランスのエレガントな雰囲気。
日本みたいに蝉の声も聞こえない。
こんな夏もいいなぁ。


こんな感じに城砦散策を楽しんだメガヒヨ。
帰りもエレベーターには乗らず、裏門から歩いて下る。


裏から眺めるとこんな感じ。
聖地の大聖堂もそうだけど、岩山の上に建物を築いているんだね。

さてこれからホテルに戻り、大イベントろうそく行列を見に行くよ!!


おフランス周遊旅行記2015 その3《奇跡の泉の聖地ルルド編》

2016年03月28日 | メガヒヨのホリデイ


翌朝。ホテルをチェックアウトし、巡回バスにてオルリー空港西ターミナルへ。
飛行機はエールフランスのLCCである、HOPを利用。
航空運賃は安かったものの、預け荷物は別料金がかかる。
こちらは前払いにしておくとお得。合計で10,000円ちょっと也。


落ち着いたところで朝ごはん。
日本ではあまり見かけないリーキのペストリーをオーダー。
感想は、値段(カフェオレと合わせて8.1ユーロ)の割にはあまり美味しくなかった…。


うーん。ラデュレのレストランなら、高くてもハズレは無いのかなぁ。


ラデュレのレストランは敷居が高いので、ワゴンでマカロンを購入。


おひとつ2ユーロ。以前よりもだいぶ高くなったなぁ。


本日お世話になるHOP便。

内心プロペラ機を想像していたのだけど、ジェットで良かった(笑)
自分のスーツケースが積み込まれる様子も見られて一安心。

 
フライトは一時間ほど。LCCなのにおやつ(ワッフル)が出た。
あまり美味しくなかったので残しちゃったけど…。

 
タルブ・ルルド空港に到着。
市内へのアクセス手段がとぼしいとのことで、ホテルを通じてタクシーを予約しておいた。
カードによる事前払いで35ユーロ。
市内へはピレネー山脈を眺めながら15分ほど。


こちらがこのたびお世話になるHotel Solitude。


用意されたお部屋は最上階。

 
バスルームは清潔で広々。スペインに近い地域なのでビデも備え付けられている。
ルルドはハンディキャップを抱えた方々も多く来るので、車いすに対応してこんなに広くしてあるのかも。

ところでメガヒヨはなにゆえルルドを旅先に選んだのか。

それは今からさかのぼること幾星霜…というか昭和の頃。
メガヒヨは雑誌My Birthdayを愛読するおまじない少女だったのだ。あー、言っちゃったよ

毎月発行されるその雑誌には、よくネタが尽きぬと思わんばかりの数々の占い、おまじないが掲載されていた。
また世界の不思議なスポットの情報もあった。ルルドもそのひとつだったのだ。

そんな昔でもない19世紀。お告げにより掘った泉からは奇跡の水があふれ、それを飲んだ人は病気から解放されるだなんて。
しかもお告げを受けたベルナデットは早世するも、その遺体は腐敗せずに100年以上も美しいままだなんて。

中二病まっただなかの思春期メガヒヨ。
そんな現在進行形で奇跡が繰り返されるルルドに是非行ってみたいと思った。

大人になるにつれその熱は冷めていったが、ルルドの地名は忘れたことがなかった。
ついては今回フランス周遊をするということで、真っ先にルルドの名前が浮かんだのであった。

 
ホテルを出て、早速聖地に向かう。
その間はまさに日本でいうところの門前町。お土産屋さんが軒を連ねる。

 
こーんなマリア様グッズの店から、


観光地ハイをねらったアクセサリー店まで立ち並ぶ。
商魂たくましやと思いつつも、19世紀の奇跡がこのような経済効果まで波及していることに感心する。


あ、水を持ち帰るボトルはプラ製のものから、マリア様フィギュア入りガラス製まで
様々なものがお土産屋さんで売られてるよ。


途中でお見掛けした巡礼団ご一行さま。
個人旅行者も多かったけど、団体さんが結構な存在感を示していた。


ホテルから数分で聖地に到着。


正面に見えるは、1Fにあたるのがロザリオ聖堂。
2Fには聖母マリアにささげられた無原罪のお宿り聖堂。

 
この美しい階段をのぼっていくと…。


建物壁面には見事なモザイク画が。
19世紀以降の聖堂なだけあって、デザインもモダンがかっている。
(12使徒の皆さん、瞳孔開きすぎ(笑))

 
このチャペルも素敵。
階段から花と水が流れ落ちるかのような意匠。


聖堂から少し離れた場所には少女時代のベルナデットの像が。
羊も含めて愛らしい。ほっとする。


さて。こちらが本日のハイライト、「聖水の泉」(Les Fontaines)。
多数の蛇口があり、誰でも自由に聖水を飲んだり、持ち帰ることが出来る。

 
こんな感じで丸いところを押して泉の水をいただく訳なんだけど…。
通常の500mlペットボトルだと間のお皿が邪魔をして、これがエラく汲みにくい。
汲めないことはないんだけど結構な量の水がこぼれちゃって勿体なかったな。
お皿には穴があってそこを通す形で汲んでる方々もいたけど、それも衛生的にどうかなぁと思ったり…。

ちなみにこの聖水。井戸水のような冷たさを想像してたけど、そうではなくぬるいと感じた。
でもご病気の方にはその方が良いのかも。


聖水をいただいた後にさらに奥の方に行ってみると、これまた長い行列が。


延々と続くその先は?


これが聖水の源、マサビエルの洞窟。
ベルナデットが聖母マリアに指示されて泉を掘り当てたという場所。
敬虔な信者さんたちが祈りを捧げていた。
メガヒヨはクリスチャンではないので遠慮したけど、列が短くて迷惑にならなかったら是非近くで見てみたかったな。


おフランス周遊旅行記2015 その2《到着・オルリー空港ホテル編》

2015年09月13日 | メガヒヨのホリデイ


チケットの予約より約10か月。ようやく8月の旅立ちのときを迎えた。


取れた便は14:00発の午後便。
ドゴール空港に着くのが19:00台だけど、フランスの夏は日没が遅いしあまり気にせず。


12時間のフライトで定刻通りドゴール空港に着いた! ここからバスに乗って国内線のオルリー空港に向かう。
しかしなかなかバスがこない。
近くの停留所のユーロディズニーランド行きのバスは次から次へと出発しているのに。
本物のお城が盛りだくさんの国なのにニセモノ城なんて見て何が楽しいんだかと、心の中でぼやいた。
フライトの疲れでイライラしていたのかも知れない。


待つこと45分。やっとオルリー空港行きのバスが来た。
ガイドブックを見ると30~45分ごとに出発とあるので、一番長い待ちパターンだったのね


渋滞もなく、オルリー空港には50分ほどで到着。
西ターミナルで自分以外が降り、南ターミナルに行くのは自分だけ。
運転手さんが自分の存在に気付かず、このまま車庫に行ってしまうのではないかと不安にかられる(笑)
しかしそれは杞憂に終わり、無事南ターミナルで降りることが出来た。


地図を片手に南ターミナル前に佇む。
空港は駐車場がある位でかなりさびしい場所なので。
これは真っ暗な中で到着したらさぞかし不安になるだろうな。
しばらく歩くとibisホテル行きの標識が見えたので、安心しつつ順路に従う。

 
10分ほどでibisホテルに到着。


ダブルルームのシングルユース。
スイスではシングルの部屋があちこちのホテルにあったけれど、ここラ・ムーの国おフランスではカップル滞在が当然につき、そのような部屋はほとんど見かけず。

 
自分の滞在した部屋はシャワーブースのみ。
まぁ空港ホテルだものね。清潔であればそれで十分!

ちなみにこのホテルにはビュッフェレストランとバーがあったよ。
バーで軽く飲んで食べようかと思ったけど、時刻はもう21時をまわっている。
その晩は翌日からのハードな日程に備えて、ゆっくり休んだのであった。


おフランス周遊旅行記2015 その1《出発準備編》

2015年09月05日 | メガヒヨのホリデイ

2014年9月。
メガヒヨは11月に期限がせまりつつあるマイルと向かい合っていた。

当時のマイル残高は70,000を越えるくらい。
欧米のエコノミークラス往復チケットをもらえる位である。残念ながらビジネスクラス分には至らず。

どうせマイルを使うのなら、チケット料金が高い時期がいい。一番のハイシーズン、お盆に標的を定めることにした。
マイルは旅行日の330日前から予約を受け付けるので、8月上旬の出発なら9月半ばが争奪戦の日となる。

今はだいぶ安くなったけれど当時の燃油はかなりの高額だったので、メガヒヨはサーチャージ分が徴収されない中東系キャリアのチケットを狙っていた。

当初の目的地はトルコ。
そこには遺跡の中に湧いた温泉がある。露天風呂に神殿の柱が沈んでいるのだ。
かねてよりその遺跡温泉につかるのが夢であったメガヒヨ。夏のこの旅行で是非実現したいと考えていた。

しかし考えることはみな一緒。予約開始日の電話はなかなかつながらず。
やっとオペレーターさんが出たと思ったら、トルコ行きのめぼしい日程はもう席が埋まっていた。

トルコは諦めたメガヒヨ。
ニューヨーク行きの空席状況を見てみたら、プレミアムエコノミーは余裕で席が取れるようだった。
だけどBroadwayにとっては、夏はオフシーズン。
その年のトニー賞から漏れた作品はクローズし、新作オープンにはまだ早い。
キャストもかなりの確率で夏休みを取っている。(まぁ当たりの代役もいるけれど)
何よりほぼ一年先に上演している作品なんて分かるはずはない。
そんな訳でやる気をなくし、マイルは一カ月ほど放置していた。

10月に入り、マイル期限のお知らせが入るとメガヒヨは焦り出した。
どこかに予約を入れてマイルを消費しないと勿体ない。
そんなんでダメモトでヨーロッパ路線を検索してみたら、パリ行きで一席だけ8/10月曜日出発、8/17月曜日帰国という日程が出てきた。誰かがキャンセルでも入れたのかな?
有給休暇を使う必要はあるけれど、普通にチケットを取ったらそれなりに高額になりそうな日程。
サーチャージはかかるが、名目上タダで行けるのならありがたいことこの上ない。

そんなで予約を入れたメガヒヨ。途端に頭の中がおフランスモードになるから不思議である。

行きたいところはどこかなぁ。
ワインを飲みたいなぁ。お城も観たい。カソリックの文化にも触れたい。
ただ日程はたったの6泊8日である。しかも現地到着は19:00頃なので、一日目は事実上無いに等しい。
で、考えに考え、無茶かなぁと思いつつも組み立てたのがこの日程。

8月10日 14:00成田発 19:00パリ着 その後国内線の空港に移動。泊。
8月11日 午前の国内線にてルルドへ。泊。
8月12日 午前ルルド発。TGVを乗り継ぎ夕方トゥールへ。泊。
8月13日 ロワール地方の古城を見学。トゥール連泊
8月14日 朝TGVにてレンヌへ。そこからバスでモンサンミッシェルへ。泊。
8月15日 午前にモンサンミッシェル発。レンヌに戻りTGVでパリへ。泊
8月16日 ホテルチェックアウト後、ルーブル美術館を見学。夜便の飛行機で成田へ。
8月17日 成田着。

…メガヒヨさん、無茶すぎ!!
例えるなら、秋田の玉川温泉(ルルド)、姫路城(ロワールの古城)、安芸の宮島(モンサンミッシェル)、そして東京をいっぺんに周りたいという外国人旅行者に匹敵するような無謀さ。しかもツアーでなく個人手配だしね。
特に危なっかしいのが8月12日の移動。電車の遅延で乗り継ぎに失敗したら、次の電車は2時間後という世界である。

当初、メガヒヨ自身も冗談でこのプランを考えていた。
しかし今年前半は何かと忙しく、気がついたら他のプランを考える時間が無くなっていた。
ついては予約をこの通り取ることに。

そんなこんなで決まったこの過酷日程旅行。
メガヒヨは無事こなすことが出来るのであろうか。続く!!


メガヒヨ in アメリカ西海岸その6 《Wicked 入り待ち出待ち編》

2014年10月20日 | メガヒヨのホリデイ

前回までのあらすじ
Wicked 1st National Tourに出演中のNick AdamsくんとKyle Brownくんを観に、カリフォルニア州・サクラメントまでサンフランシスコ経由でやってきたメガヒヨ。
Nickくんの31回目の誕生日を全身全霊で祝う目的もあり、ボトルシャンパンなどのプレゼントを携えて観劇。
ショーを堪能した後に楽屋口に向かったのだが、残念ながら彼らは出て行った後だった。
あわれなメガヒヨの命運やいかに!?


おそらくメイク落しに時間がかかっていたと思われるElphaba役のEmma Huntonさんが出たのが最後だったのだろうか。
彼女が帰った後はお客さんもいなくなってしまった。

呆然と立ち尽くすメガヒヨ。
こういうときに湧いて出てくるのは悲観的な考えばかりである。

次の公演地のオクラホマは無茶苦茶遠い。サクラメントからは、アメリカ大陸の横幅半分くらいの距離がある。
グーグルで調べたら、休まず運転して27時間かかる位。
彼らは車で移動するので、日曜のマチネに出演したらオクラホマの水曜の初日には間に合わないかも知れない。
アメリカは千秋楽より初日を重視するので、もしかしたら三番手のFiyeroに明日の公演を任せて出発しちゃったかも!?
そんな想像をめぐらせていた。

そこに声を掛けてきたのが自転車タクシーの青年。さっきからお客さんを探していた様子。
せっかくだから、これでホテルまで帰ることにした。
初めての自転車タクシーだったけど、彼らに会えなかったがっかり感でテンション上がらず。

 
身も心も重いメガヒヨを乗せて漕いでくれたお兄さん。
料金は乗客が決めるというチップ制だった。
いまいち相場が分からないので迷っちゃったな。日本のタクシー料金くらいに払ったけど。

ホテルに戻ったメガヒヨ。
こともあろうにNickくんへ不安な気持ちを自己流英語でツイートした

「今夜のWicked楽しかったけん。でも残念ながら楽屋口で誕生日プレゼント渡せなかったけん。明日のショーには出演するぞなもし?」

「シャンパンは日本に持ち帰るには重すぎるけん。」

「もしショーに出演するなら、開演前にプレゼントをスタッフさんに預けとくけん。」

ついでにfacebookの自分のタイムラインにも彼らに会えなくて悲しい気持ちを書き込み、眠れぬ夜を過ごしたのであった。

明くる朝。
Nickくんからツイート返しがあった。

「うん、出演するよ! 今夜は会えなくてごめんね。」

何て優しいんだろう。相手はスター様で、こちらが一方的に押し掛けているだけなのに。

Kyleくんからはfacebookにコメントがあった。

「会えなくてごめんね。キミが来ていたの知らなかったんだ。まだこの街にいるのなら今日のマチネ前に会えるよ(にこにこマーク)」

ありがたきお申し出。しかも顔文字付き♪
いうまでもなく、楽屋口でファンの相手をするのは義務ではなく全くの好意である。
彼らの思いやりにひたすら感謝するのであった。

ホテルに荷物を預けてチェックアウトした後は、カリフォルニア在住のクワストさんと合流した。
本当なら昨日に観劇をご一緒する予定が、おうちの急用でキャンセルとなりこの日となったのだ。
既にこのツアーのWickedはご覧になっているのにもかかわらず、貴重な休日をメガヒヨにお付き合いして下さるなんてありがたい。

この日のチケットはソールドアウトなので、開演2時間前のロタリーで席を狙うことになった。
ロタリーはモルモン以外経験がないので興味深かった。抽選を待っている間に現地の方々とも話せたりして。
持っていたプレゼントの切り絵をほめられたりして嬉しかったなぁ。

抽選が始まりドキドキしながら名前を呼ばれるのを待つ。
しばし経ち、最後から2番目あたりにメガヒヨの名前が呼ばれた。
つくづくついてきたなぁ!!

 
ロタリーでのチケット購入者にはこんなバッジがもらえるよ♪

それから開演まで時間があるので、クワストさんがランチに連れて行って下さった。
そのお店はカクテルのミモザがお代わりし放題という夢のようなお店だったのだけど、昨夜はほとんど眠れていないメガヒヨ。
Nickくんにちゃんと会えるかどうかの不安もあって、食事も飲み物もほとんど喉を通らなかった。申し訳ない。


食事後、劇場楽屋口で劇場スタッフさんにNickくんへのシャンパンと手紙を預ける。
もし本当に会えなかった場合はこれだけでも彼らの手元に届くといいものね。
ちなみにここらへんの英語はクワストさんに頼り切りだった。本当にお世話になりっぱなし。

ところでこのメガヒヨ。Kyleくんのメッセージの"before the show"の真意を量りかねていたので、入り待ちはしないつもりでいた。
出待ちをすればいいかなと思ってたので。

でもクワストさんが「一応入り待ちもしてみましょう。」と勧めてくれたので楽屋口から少し離れたところで待ってみることにした。
これは大正解だったと後で知ることとなる。

待ち始めて数分後。メガヒヨがNickくんのモテモテ話をしてた瞬間、彼らが現れた。
想定していたのと逆の方向からやって来たので、不意をつかれたよ。
つくづく話していたのが日本語でよかった…(笑)


さっそくプレゼントの切り絵を渡した。これは手渡し出来て良かった~!!


クワストさんが撮って下さった、彼らの写真を撮るメガヒヨ。
背中から幸福感がにじみ出ている(笑)


念願の、Priscilla以来の3shot


「この切り絵、どうやって作るの?」なんて聞いてくれている。
説明するだけの英語力もないけど、そうやって感心を示してくれるのが嬉しかった。


ばあちゃんがお年玉をあげる構図…ではなく、サインペンを取りだすところ。


Nickくんのすてきなおうちが載っているイタリアのインテリア雑誌(この記事についてはコチラ)にサインをもらったのだ。


「Kyleくんも書いてね。」と日本語で頼むメガヒヨ。
しっかり通じ、ハートマーク付きのサインを書いてくれた


このイタリアの雑誌を取りよせるというストーカー並みのわざをこなしたのは、世界のファンの中でもメガヒヨ一人だけみたい(笑)
そんなわけで二人のサインが揃った雑誌も、世界でこれ一冊のようである。
これはいずれ、Nick Adams Museum(将来建設予定)に寄付するつもり。 


とにかくNickくんには一年ぶり、Kyleくんには二年ぶりに会えたので幸せのあまり興奮状態だったメガヒヨ。
普段から貧弱な英語力がさらに働かなかった。
クワストさんには始終通訳をしていただいた。
写真も沢山撮っていただいたし、心の底から感謝するばかりである。

ひととおり話した後、「ショーが終わった後にも楽屋口に来てもいい?」と聞いてみた。
そしたら「うーん。今日は最終日だから何時頃に出てくるか分からないよ。」とのNickくんのお答え。
この真意は入り待ちならOKといったKyleくんのメッセージと重なることとなるのだけど、それを知るのはまた後となる。


入り待ちで無事NickくんやKyleくんに会えて幸せな気持ちでいっぱいのメガヒヨ。
プレゼントも渡せたしね!
これでショーを心置きなく楽しめる!!


この日はメガヒヨ、最前列で観劇。
事前に取ったチケットの席とロタリーの席を、クワストさんに代わってもらったのだ。


ほら舞台がこんなに近い。


足元には舞台装置の配線が。
アダプターにはWickedのロゴが。


やっぱり最前列は迫力が違うなぁ。
歌もダンスも堪能したよ。本当にありがたや。 


終演後、やっぱり出待ちにチャレンジ。
メガヒヨが楽屋口にたどり着いた瞬間、NickくんとKyleくんが慌てた様子で出てきた。
あれ? 遅く出てくるって話じゃなかったっけ!?

「Nickく~ん!!」(メガヒヨの声はサザエさんの花沢さんで想像してちょ)
「うわ、つかまっちゃった…」


メガヒヨがNickくんを捕獲(笑)した隙にKyleくんは数メートル離れたところまでダッシュしてしまった。
他のファンにつかまって時間をロスしたくないみたい。余程急いでいるんだなぁ…。


そう察したにも関わらず、「写真あとちょっとだけ撮らせて!!」とお願いするメガヒヨ。
王子様は苦笑しつつ受け入れてくれる。


このときメガヒヨともう一人いた女の子の写真リクエストに応じてくれた。
目の前にいるファンを極力がっかりさせない、Nickくんの矜持を見たよ!!

写真を撮り終わった後、他のファンにつかまる前に彼ら二人はダッシュで去って行った。
Grinda役のGinaさんも走っていたし、よほどスケジュールがきつかったんだね。
先を急いでいるにもかかわらず親切にしてくれたNickくん、どうもありがとう!!

てな訳で今回得た教訓。
・出待ちするならツイッターで告知。
・ツアーの場合は宿舎が近いので、よほどなメークでない限り楽屋口から出てくるのは早い。
・ツアー最終日の出待ちはほぼ不可能と考えるのがよい。
ぜひとも次回に活かそう。

それにしても、今から考えれば土曜日夜の出待ちは出遅れて正解だったかも。
土曜日に会えていたら開演前に時間を割いてくれることもなかったかも知れないので、白昼下の写真は撮れなかった可能性があるものね。
結果的にクワストさんとご一緒できたのもこの日曜日で良かったし。
世の中、何が転ぶか分からないものである。本当にラッキーだったし、Nickくん、Kyleくん、クワストさんにはとっても良くしていただいた。


彼らはショーで3時間歌って踊った直後、本当にそのまんま車でオクラホマに出発したようだった。
二人にお礼メッセージを送ったメガヒヨ。開封やお返事の時間で
「あ、今はNickくん運転中…。」
「あ、Kyleくんに交代した…。」とすぐに分かった。
Nickくんは道中の様子を「今Wickedトラックを追い越したよ」「現在○○通過」などと、twetterで中継をしていた。

そして出発から30時間後の深夜。
メガヒヨはニューヨーク着後、オペラ座の怪人を観劇・出待ちしてホテルに戻って寝る頃に彼らの到着をリアルタイムで知った。
交代とはいえアメリカ大陸半横断をノンストップで走りきったことはすごいよね。屈強な若い男性二人だから出来たことかも!!
感心すると同時に無事故を喜び、今後の公演の成功を心から願うのであった。


メガヒヨ in アメリカ西海岸その5 《Wicked 1st National tour編》

2014年09月21日 | メガヒヨのホリデイ

 


ホールに入るなり、キャスト表を確認する。
NickくんもKyleくんも本日はちゃんとご出演!!


本日のメガヒヨの座席はコチラ。
ピット席はつぶされているので、6列目センター。
見やすい位置だけれど、この劇場はこれだけ巨大にもかかわらず、客席間通路が無い。
このことで後で泣きを見ることになるのだが…。


昨年末から楽しみにしていたWickedの幕がとうとう上がった。
Nickくんはフィエロとして登場の前に♪No One Mourns the Wickedのナンバーで群衆の一人としてこっそり登場している。
Kyleくんはグリンダに「悪い魔女と友達だったって本当のこと?」と訊く空気の読めない子ども役(笑)
大柄の割に甲高い声、さらに母親役からペシっと頭をはたかれて、場内を笑いに誘う。

Kyleくんはゴンドラに乗ったグリンダの安全帯を解く役目もあるんだけど、Nickくんが一緒に手伝っていたよ。
この二人に毎日囲まれるなんて、グリンダめちゃくちゃ羨ましいなぁ。


グリンダ役のGina Beckさん。(以下公式から借用)
このWicked 1st National Tour出演のためにイギリスからやってきた。
West Endではオペラ座の怪人のクリスティーヌ、レミゼのコゼットなどを演じている。
オペラへの出演経験もあり。
実際聞いてみた歌声は、オリジナルのKristine Chenowethほど突き抜けた高音ではなく、やや控えめ。
もしかしてメゾソプラノに近いのかも。
自分の声をよくコントロール出来ているなぁと思った。
2014年9月現在はイギリスに帰国され、新しいプロジェクトに参加されているとのこと。


フィエロとして登場するNickくん。
彼が現れると舞台がパーっと明るくなった。
♪Dancing Through Lifeでは得意のダンスを久々に見られて、メガヒヨ嬉しさにあまり昇天寸前。
後ろで踊っているKyleくんも幸せそうなこと!!
というかKyleくん、アンサンブルの中で余りにもダンス上手すぎて目立つ、目立つ(笑)
ターンとかひとつひとつの動作がとても綺麗なもので。
彼のフィエロも見てみたいな~。


Priscillaの頃も良かったけど、さらに歌に磨きを掛けた彼。
甘~い声がますます響くようになっていた。
今後どの様に進化していくか是非見届けたい。


Nickくんのフィエロの役作りに関しては、「王子」「学園のアイドル」「ヒロイン達の取り合いのターゲット」といったアイコンに徹していると思った。
あまり彼自身の感情の揺れをクローズアップさせずにいて、二人の間を行き来しているように見えた。
『♪Thank Goodness』のナンバーでは、他のフィエロ役者では見ないほどの満面の笑みでグリンダの横にいると思いきや…。


『♪Wonderful』の後のシーンではくるりとエルファバの味方に回る。
ポリシーないなぁと思いつつも、Nickくんのような華やかすぎる役者が役を掘り下げ過ぎたらたちまち舞台あらしになってしまうものね。
Wickedはあくまで魔女二人が主人公。
二人を引き立たせるトロフィーのような役割でいるのが正解かも。
もちろんフィエロ役者それぞれの個性にもよるから、これはあくまでNickくんの場合だけどね。


エルファバ役のEmma Huntonさん。
オフのレントでモーリーンを演じるなど、オリジナルのIdinaとの共通点が。
エルファバ登場の瞬間は会場が大拍手だったけど、これは役に対する歓迎かな。
(彼女は若く、まだそこまでのキャリアはないみたいだし。)


今までに観たエルファバと比べると、学生時代における荒れ方が激しかった。
まぁあんな扱い受けてたら仕方ないよねぇ。
その分、成人後の変身ぶりが際立っていて良かった。
♪As Long As You're Mineのシーンでは、メガヒヨはヤキモチやきつつ、うっとり眺めてたよ。


Emmaさんは小柄でポチャカワな女優さん。
今までオリジナル含め何組か良い魔女と悪い魔女を見てきたけれど、グリンダの方が背が高いというのは初めてだった。


他に印象に残ったのは、ネッサローズ役のJenny Florkowskiさん。
この方何がすごいかって、銀の靴につられて歩くのが今まで見たネッサの中で一番上手かった。
靴のヒールは相当な高さなので、よく転ばないなぁと感心した。
本当に靴が勝手に動いているように見えた。かなり運動神経よくなきゃ無理だよ、コレ。


他には二度のトニー賞ノミネート経験を持つAlison Fraserさんがマダム・モリブルでご出演。
ウイザード役のTim Kazurnskyさんは映画のポリスアカデミーでおなじみ。
さすがWickedはツアーでも豪華なキャスティングをするなぁ。


さて。そんなこんなでWicked 1st National Tourに大満足したメガヒヨ。
終演後Nickくんへの数日遅れのバースデープレゼントを抱えて出待ちしようとした。
しかし大人数収容のホールからはなかなか脱出出来ず、かなりの時間がかかってしまった。

彼らが既に帰ってしまったことを知らず、ドキドキしながら待ち続ける。
最後の最後にエルフィー役のEmmaさんが帰ってしまった後にようやく現実に気付いた次第。
日本からはるばる持って来たプレゼントの切り絵のフレームとシャンパンボトルの重さが肩に食い込む。
ショーには大満足しつつも、その晩はちょっぴりへこみながら劇場を後にするのであった。 


メガヒヨ in アメリカ西海岸その4 《サクラメント観光編》

2014年08月31日 | メガヒヨのホリデイ

 
サンフランシスコのEmery Ville駅を出ること2時間。
電車は草原や湿地帯などを走り、突如として現れたカリフォルニア州都サクラメントに到着した。


サクラメント駅。レンガ作りの立派な建物。
繁華街からはだいぶ離れているけれど、これって煙を嫌った蒸気機関車時代の名残なのかな?
(松山や広島みたい)


メガヒヨが今回お世話になったのは、Vagabond Inn Executive Old Town。
駅のすぐ目の前にあるよ。


お部屋は広々! でもって、サンフランシスコのホテルのほぼ半分のお値段(笑)

 
通路に面している窓が少々広すぎるのが気になるけど、一泊だからあまり気にしない。


水回りも広くて清潔感あり。


バスタブもついているよ。
あと利用しなかったけど、宿泊客用プールなんてのもあったり。


お昼ごはんを食べていなかったので、近くのショッピングモールに寄ってみる。


日本を出てからちゃんと野菜を食べていないので、フードコートにて中華をオーダー。


このショッピングモールの隣には、オールドタウンと呼ばれる地域がある。
このアーチをくぐり地下道を抜けると…


目の前に西部劇の世界が広がる!!


とはいえテーマパークって訳ではなく観光客向けの商店街のようなものなので、車も普通に走っている(笑)


時間がなくて見られなかったけど、交通博物館というのもあるよ。


すぐ横を流れるサクラメント川には蒸気船も停泊している。
これはレストランみたい。


メガヒヨはここでお買い得なシルバーアクセサリーを買ったり、なりきり写真を撮ったりしたよ。


衣装はセットアップされているエプロン状のものをマジックテープで止めるだけなので、あっという間に西部劇のヒロインに変身♪
いや。拳銃にドル袋、酒瓶までかかえてるから悪役だなぁ(笑)
ここのカメラマンの女性は演技指導までしてくれたよ。


オールドタウンから外界のダウンタウンへの戻り口。


さっきサクラメントが松山や広島みたいと言ったけど、路面電車が走っているのまで一緒。
メガヒヨが訪れたのは週末だったので、通勤用として使われているこの電車は一度しか見なかったけどね。

 
カリフォルニア州庁舎。
ちょっと前は森田健作…じゃなく、シュワルツネッガーさんが知事だったね。
(この二人、キャラがかぶってるよ。)


州庁舎を過ぎると見えてきた、Wicked上演中のSacramento Community Center Theater!!


いよいよNickくんやKyleくんに会える!!
高まる胸を抑え、劇場の扉をくぐるメガヒヨなのであった。


メガヒヨ in アメリカ西海岸その3 《サンフランシスコ観光編》

2014年08月10日 | メガヒヨのホリデイ

今回メガヒヨは羽田からサンフランシスコ、そこで一泊して鉄道にてサクラメントにたどるコースをたどった。

金曜日の夜、仕事を終えてから横浜市内のスパへ。
そこで汗を流してから羽田空港に向かった。

羽田からは深夜便のサンフランシスコに行きに搭乗。
土曜の0:05発だったが、日付変更線を通るので現地に着いたのは金曜日の夕方。


BARTという近郊電車に乗って、サンフランシスコ市内へ。


今回お世話になった、Beresford Arms Hotel。
BARTのパウエルストリート駅やケーブルカー出発点から歩いて10分ほど。
ただ坂道がきつかった…

 
お部屋はせまいけど清潔。

 
ただバスルームのスライドドアが全く閉まらなかった。
たまたまこの部屋だけなのだろうけど、二人で泊まったらトイレのときに困るだろうなぁ…。


こちらがカードキー。
袋に印字してある日本語が惜しいっっ!!(笑)
カードキー本体のは合っているのにね。


窓の外はこんな感じ。
内側の部屋なのでパティオに面しているんだね。
静かなのはいいことだけど、少々暗かったり。まぁ一泊だけだからいいのだけど。

まだ夕刻だったので、ケーブルカーに乗りピア39まで観光に行くことにした。


ケーブルカーはかなり混んでいた。始発を通り過ぎた停留所には多くの待つ乗客が。
何台か過ごした後に、パウエル・メイソン線(Powell-Mason)が空いていたのでやっと乗れた。
パウエルストリートから発着するケーブルカーは2路線あり、あともう一つパウエル・ハイド線(Powell-Hyde)という経路がある。
フィッシャーマンズワーフに行くにはどちらでも構わない。


30分ほどの乗車でフィッシャーマンズワーフに到着。

 
夕暮れの太平洋。 

 
お目当てのアザラシ埠頭を見られて満足。


夕食には名物のパン入りクラムチャウダー。
でも閉店間際のせいか、煮詰まっているような味で塩辛かった。


翌日。


ホテルのロビーでは簡単な朝食が出されていた。
コーヒーなどの飲み物、フルーツ、ペストリーといったところ。
ロビーの椅子が足りなかったので、部屋に持ち帰っていただいた。

朝食を食べ終わった後は、パウエルストリートのケーブルカーの始発乗り場へ。


土曜日ということもあり、ケーブルカーは大混雑。
8時30分より前に乗り場に来たのだけれど、その時点でかなりの行列が出来ていた


車内に乗りきれずに柱のバーにしがみついて乗車する人もいるんだものね。
毎朝地獄の通勤ラッシュを味わっている日本人としては、親近感を抱いてしまった。


待つこと一時間。やっと乗れた。
一時間に三、四本しかないんだものね。
乗客の数に対して、車両や運転手の数が少なすぎ…。


待った甲斐があり、先頭の眺めのいい席に座ることが出来た。


本日乗った路線はパウエル・ハイド線なのでLombard St.で下車した。
有名な坂であるCroodedest Streetを歩いてみる。
日光のいろは坂をコンパクトにした感じ。その分カーブの間隔が狭く、運転技術が求められそう。


そのまま海の方向に歩いて行く。
サンフランシスコは本当に坂が多い。


港には巨大なクルーズ船が停泊していた。
船の旅を終えたお客さん達がぞろぞろとスーツケースを持って下船している。
自分もいつかこんな船で旅をしてみたいなぁ。うらやましい!!


昨日と同じくピア39を散策する。
西海岸らしい明るい雰囲気の場所。


本当は数々の映画の舞台になった監獄・アルカトラズ島に行ってみたかったのだけど、時間の関係で断念。
また落ち着いたときにでも見学してみたい。


本日もアザラシはのんびり日光浴をしている。
なにやら彼らは1994年のロサンゼルス大地震の際にここに移動してきてそのまま住みついているとのこと。


ピア39で見かけた素敵なパイク。
これまた素敵なヘルメットをかぶって運転するのかな?
視界が限られそうだけどね(笑)


ピア39からダウンタウンへ戻るのも一苦労だった。
ケーブルカーの乗車列は大混雑で何台も見送るはめに。
本当なら路線電車もあったのだけれど、乗り場がよく分からなかったのだ。
ケーブルカー以外の交通手段を調べてこなくて後悔!!


ホテルで荷物をピックアップして、フェリービルディングのエリアに来た。


ここにはアムトラックの営業所がある。
チケットを買ったところ、希望していた電車には間に合わず一本後のものになってしまった…。


表通りでバスを待つ。駅への送迎は電車の運賃に入っているよ。


ベイブリッジを通って駅に向かう。楽しいドライブだった。

 
30分ほどの場所にあるエメリービル駅。ここでバスを下車して電車に乗り換え。


サンフランシスコからカリフォルニア州都であるサクラメントへの電車は二時間に一本ほど。
日本だとこれだけの規模の都市間交通としては考えられない。
ケーブルカーもアムトラックも本数少なすぎ!!
アメリカではみんな車に乗るから電車を利用しないのかもね。


以上、駆け足によるサンフランシスコ観光は終了。
ついでの寄り道にしては良かったかな?
いよいよNickくん公演の地に向かうメガヒヨはわくわくしながら電車に乗り込むのであった。 


メガヒヨ in アメリカ西海岸その2 《貢ぎ物編》

2014年08月07日 | メガヒヨのホリデイ

旅行時期と行き先を決めたメガヒヨ。
旅の目的はNickくんご出演のWickedを観るというのが一番大きいものなのだけれど、彼の31回目の誕生日を全身全霊で祝うということも忘れてはならない。


そんな訳で昨年に引き続き作ってみました。切り絵シリーズ。
(昨年の製作の様子はコチラ)

Facebookで拝借した、彼らのHawaiiでのバケーションの写真。
元々は二人だけのドライブだったみたい。
ちょっとひと工夫して、愛犬のLadyちゃんも後ろにのっけてみたよ。


Kyleくんにもプレゼント。
彼は西洋人の中でも特に彫りが深い顔立ちなので、似顔絵は書きやすい。

これの元ネタは昨年の誕生日のときにNickくんが撮ったinstagramから拝借。
privateに立ち入っているようだけど、両方ともすごくいい写真だったので創作意欲が刺激されたのだ


今回の旅行ではWickedの後にヨセミテ公園に行くか、Broadwayに行くか悩んだメガヒヨ。
やっぱりWill氏ご出演のLes Miserableを観なきゃいかんでしょって訳で後者に決定。

Will氏にも愛する方との2shot切り絵を差し上げたいってな訳で、2012年のTony賞授賞式での写真を元ネタに作成。
一度作ってフレームにも入れてみたのだけれど、どうも満足がいかない。なんか彼の顔が淡白な感じ。


で、作りなおしたのがコチラ。
あの切れ長の目に少しは近づいたかな?
だけどAudra様の顔がちょっと微妙になってしまった。
悩んだ末にこちらを採用。


出来上がった切り絵は、東急ハンズで売っているアクリルのフレームに入れたよ。
日本製で高級感があるので、作品もグレードアップして見えるかも(笑)
切り絵に飽きたら普通に写真立てとしてつかってもらえるしね。

以上、王子様たちへの貢物を用意し、アメリカへの旅じたくを着々と進めるメガヒヨなのであった。


メガヒヨ in アメリカ西海岸その1 《きっかけ編》

2014年08月05日 | メガヒヨのホリデイ

Nick AdamsくんはただいまFiyero役でWicked 1st National tour (Emerald Company)にご出演中。
メガヒヨはカリフォルニア州サクラメントで6月に観てきた。遅ればせながらそのご報告を。

まずはNickくんがWickedのツアーに参加することとなる経緯から。

ことの始まりはNickくんのボーイフレンドのKyle Brownくんが、このWickedの1st National Tourに2012年11月のHawaii公演から参加したこと。
twitterやinstagramをフォローしているファンの方ならご存知だけど、Nickくんはツアーの公演地をくまなく彼に会うために訪れていた。
歌もダンスも見た目も抜群であるこの世でもっともFiyeroを演じるにふさわしい役者を、Wickedのエラい人がほっておく訳はない。

この辺りの経緯は、Nickくんの登板直前のBroadway.comの記事に詳しく書かれているよ。
もちろんこの配役はオーディションではなく、オファーによるものとのこと。
この記事、読んで見るととっても楽しい。
Kyleくんがツアーの出演が決まったとき、NickくんがFiyero役だったらいいのにな~と言ったのに対し、
「共演できるチャンスなんてどれだけあるのかい? 仮にオーディションを受けに行ってみて、"ちょうど日本で開幕するショーがあります。是非こちらに出演していただきたい。"なんて言われてごらんよ。」なんてNickくんが返したなんてことが書いてあったりする。
(はいっ、日本は思いっきり僻地扱い(笑))

…それにしても当時Fiyero役だった俳優さんにはかなーりのプレッシャーだったのではないかな。
あのNick Adamsが月イチペースでやって来るんだものね(笑)

そして出演情報が発表されたのは昨年の大みそか。
今年一番のブログ記事に書いた通り、メガヒヨはもう大喜び!!
Nickくんの契約は9か月間ということで、こちらの日程の都市から訪問する場所を選ぶこととなった。
あまりにも早すぎてもアメリカの冬は寒いし、遅くなってもNickくんにさらにいい仕事が入れば契約切り上げの可能性もある。

ペンシルバニア州ピッツバーグ 1月15日~2月9日 (Nickくんの登板は2月4日から) (寒いから嫌だ)
ウィスコンシン州アップルトン 2月12日~3月2日 (さらに寒い)
オハイオ州シンシナティ 3月5日~3月24日 (会社の決算時期)
テネシー州ナッシュビル 3月26日~4月20日 (年度始めにつき微妙)
バージニア州リッチモンド 4月23日~5月4日 (GWにつき飛行機代が高い)
ネブラスカ州オマハ 5月7日~5月25日 (竜巻が怖い)
カリフォルニア州サクラメント 5月28日~6月15日 (ここならいいかも♥)
オクラホマ州タルサ 6月18日~7月6日 (車がないと劇場に行けなそうなイメージ(笑))
ユタ州ソルトレイクシティ 7月9日~8月24日 (モルモン教総本山につき、コーヒーとお酒は買えるのか?)
カリフォルニア州サンホセ 8月27日~9月14日 (これ以降になると契約切り上げの危険性も?)
ニューメキシコ州アルバカーキ 9月17日~10月5日
ネバダ州ラスベガス 10月8日~11月9日

そんな訳で6月ならちょうどいいのではないかとメガヒヨは考えた。
ちょうど彼の誕生日にあたるし、カリフォルニアにはクワストさんもいらっしゃるし!
話はすぐに決まり!! アメリカ訪問16回目にして初めての西海岸滞在となった。
今回の旅行も珍道中だったわけなのだけど、それはまた次回に続くよ。